植物誘導吹付工(チップ吹付)による自然侵入促進工

 施工箇所は非常に山深い奥山自然地域です。本事業では、小動物脱出機能を持たせた排水構造物等を積極的に採用するなど、地域生態系に配慮した設計がなされています。法面緑化工においてもその理念を踏襲し、地域生態系・生物多様性保全に配慮した工法を提案しました。

 今回、”生物多様性保全”の取り組みの一案として、リサイクル緑化工である”植物誘導吹付工:NETIS登録番号QS-980200-V”による、”自然侵入促進工(無播種)”を採用していただいております。

全景写真(4・5段目自然侵入促進工)

 植物誘導吹付工(工法研究会)では、生物多様性の保全の必要性を感じ、早くから自然侵入促進工を手掛け、多くの施工実績を持っています。 また、施工後のモニタリングを重要視し、データ収集にも努めてきました。 研究会ではこの基礎データを基に、”設計・計画・施工・植生管理”の指針(案)を取りまとめるなど、精力的な取り組をおこなっております。

 今回の自然侵入促進工では、この指針(案)に沿い3年間のモニタリングをおこなうと共に、補修が必要となった場合、事業理念に則した対応など、パッケージとしての提案をおこなっております。

 詳細につきましては、当社HP:緑化工法→リサイクル緑化工”植物誘導吹付工”をご覧ください。

 
表面の状況

吹付基盤の状況

 
コドラード

吹付基盤の状況(コドラード入り)

詳細情報