◆工法の概要
種子散布工は、一般に法面勾配1:1.0より緩勾配で、土壌硬度23㎜未満の土砂を緑化する工法です。 通常、盛土法面で採用されています。
主にトラック搭載式のハイドロシーダーと呼ばれる吹付機械を使用して、大量の用水を加えた低粘度スラリー状の材料を、厚さ1㎝未満に散布する工法です。 材料は木質ファイバー・肥料・種子・粘着剤・着色剤を混練したものです。 施工手法としてポンプ圧送により材料を散布するので、耐浸食性は高くありませんが、トラック搭載式のハイドロシーダは機動性に富み、施工性が高く、最も安価な植生工です。