落石予防工:ワイヤーロープ掛工

◆工法の概要

ワイヤーロープ掛け工
道路災害防除工事

 ワイヤーロープ掛工法は、落石予防工として広く採用され、巨岩・数個の浮石・転石を現位置に固定する有効な工法です。

 浮石や転石が滑動や転落しないように、ワイヤーロープや金網、アンカーボルトと組み合わせ、ワイヤーロープを格子状に組んだり、数本のワイヤーロープを用いて直接浮石や転石の基部を覆ったり、掛けたりし固定します。

 柔構造のため、微地形に応じてワイヤー径等の構造(本数・ピッチ)を変えられる自由度があり、メッキ技術の向上により比較的長い期間の設置にも十分耐えられるようになっています。