弊社は、品川開発株式会社様を施主とする「ろう石採掘場跡地の緑化再生工事」に2012年より携わらせていただいております。
この採掘場跡地の特殊な地質は、PH(H2O)=3.0以下の強い酸性を帯び、一般的な緑化工では早期の植生回復が困難な状態にありました。 弊社では強酸性土壌の緑化に対し多くの施工事績をもつ「土壌菌工法」を提案させていただき採用の運びとなりました。
2012年5月、土壌菌工法5㎝厚 施工面積約1000㎡を最初に、毎年2000㎡程度を施工させていただき、2015年度 土壌菌工法を含む強酸性土壌対策緑化工により、法面緑化再生工事がほぼ完了しました。
最終年度の施工においては、品川開発株式会社様の多大なるご理解ご協力のもと、土壌菌工法の強酸性土壌に対する有効性の基礎資料収集を目的とし、一般工法(植生基材吹付工)との比較試験施工をおこなっております。
以下に初回施工箇所の経過状況と比較試験施工の状況をUPしました。
なお、経過状況写真のうち冬季~初春の緑被率が低い理由は、シカ害に配慮し暖地型緑化植物主体の種子配合にしたためです。
初回施工箇所の経過
試験施工
試験施工経過