◆工法の概要
「法面に安定した植生基盤層を造成する」
NETIS登録番号:CG-170003-A
法面に展開しアンカー固定した袋状マット内(グリングリーンマット)へ、スラリー状の植生基材・肥料・種子等を注入し、植生基盤の造成をおこなう植生基材注入工法です。
袋状マット(グリングリーンマット)により保持された生育基盤は材料流亡が殆どなく、従来、困難とされてきた急勾配斜面や岩盤・無土壌法面、湧水の多い法面、凍上が生じる寒冷地帯での緑化のほか、発芽生育が極めて緩慢な木本植物を主体とした緑化に対し優れた効果を発揮します。
◆特 徴
【厳しい自然環境下でも緑化が可能】
⇒従来工法では困難とされている、寒冷地・無土壌地・既設モルタル面・急勾配斜面・湧水箇所などの緑化が可能です。
【高い基盤保持能力】
⇒耐久性に優れた合成繊維マットを使用しているため、注入した基盤材が流亡しません。
【草本種子の播種量を減じることが可能】
⇒基盤が流亡しないので、早期緑化に頼ることなく浸食抑制効果を発揮でき、外来草本類の使用量を最小限に留めることができます。
【各緑化目標が履行可能】
⇒高い材料保持能力により安定した植生環境を長期間維持できるので、草本植物から木本植物まで、緑化目標に応じた種子配合が可能です。
【獣害対策】
⇒シカ、イノシシなどの踏み荒らしによる植生基盤の流失を最小限に抑えることができます。
【冠水斜面緑化】
⇒袋状マットにより生育基盤が保持されているため、ダムサイトの帯状裸地、河川護岸などの緑化が可能です。