◆工法の概要
「連続繊維複合補強土工法」
NETIS登録番号 BC-070019-V
ジオファイバー工法とは、環境に優しい法面安定工で、連続繊維補強土工・地山補強土工・植生工の3工法を組み合わせた『連続繊維複合補強土工法』です。
連続繊維補強土工は、砂質土と連続繊維(ポリエステル)をジェット水とともに噴射・混合させて、法面に厚い土構造物を構築します。 また、地山補強土工は地山内に鋼棒の抵抗体を埋め込むことで、地山自体の抵抗値を高めるとともに、連続繊維補強土と地山との一体化をはかるものです。 植生工は、連続繊維補強土の表面に施し、樹林化など質の高い植物環境を形成させるものです。
◆特 徴
【せん断力の強い強靱な土構造物】
⇒砂質土に連続繊維を混入させた連続繊維補強土は、せん断強度の増加や耐侵食性を有し、法面保護用補強土として有効です。
【質の高い植生環境の構築】
⇒分厚く築造された連続繊維補強土内には、植物の根系が奥深く伸長することができるため、草本植物から木本植物まで、緑化目標に応じてさまざまな植物の導入が可能です。
【多様な崩壊形態に対応可能】
⇒連続繊維補強土は、砂質土に連続繊維を現位置で混入して築造するため、築造形状は自由度が高く、凹凸のはげしい地形などにも築造できます。