補強土植生法枠工:GTフレーム工法

◆工法の概要

「人と環境にやさしい全面緑化できる新しい吹付のり枠工」

NETIS登録番号 BC-070019-V

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GTフレーム工法
自動車道管理道災害復旧工事

 GTフレーム工法は、通常 補強盛土工法などで用いられる、ジオシンセティックス(ジオグリッド・短繊維)の特性を利用した、新しい法面保護工です。

 新しい発想のもとに生まれた“柔構造”のり枠によって、ねばり強くのり面・斜面を守るとともに、のり枠上面を含む全面緑化による景観保全やCO2排出量および現場廃棄物の発生量を大幅に削減するなど、さまざまな面から環境負荷の低減に貢献できます。

 また、施工が容易で、工期が大幅に短縮でき、かつ経済性に優れたのり面表層保護工です。

◆特 徴

【CO2排出量を減らした「省エネ型工法」】
 ⇒建設資材の中でセメントや鉄は、大量の熱エネルギーを消費して製造されますが、本工法は、従来工法に比べて、こうした資材の使用量が少なく、CO2排出量を大幅に削減できます。

【産業廃棄物の減量】
 ⇒吹付材は、植物の生育が可能な改良土であるため、シート養生やリバウンドロス除去が不要で、従来工法に比べ余分なゴミを出さず、廃棄物発生量を大幅に削減することができます。

【全面緑化により緑豊かな景観を創造】
 ⇒短繊維混合補強砂で造成されるのり枠構造は、植物の生育が可能であるので、のり枠面を含む全面緑化が可能となり、自然と調和した緑豊かなのり面・斜面を造成でき、景観性が向上します。

【力学的特性】
 ⇒ジオグリッド「GTフォーム」と短繊維「GTファイバー」を混合した改良土(短繊維混合補強砂)との組み合わせは、柔なのり枠の構造部材として、ねばり強くのり面・斜面を守ります。

【施工性の向上】
 ⇒使用材料が軽量・コンパクトで、狭所での運搬や急傾斜地での作業が容易となり、施工性が向上、安全作業にも貢献します。 従来工法である吹付のり枠工との比較では、施工期間が約1/2と大幅な工期短縮も可能です。

【コスト縮減】
 ⇒軽量でシンプルなのり枠構成は、施工能率を格段にアップするとともに、廃棄物処理に必要な作業や処理費を省略でき、施工コストを削減することができます。

【優れた耐久性】
 ⇒使用する材料は、耐候性・耐薬品性などの耐久性に優れたもので、従来のモルタル吹付のり枠などで懸念されていたヒビ割れの発生による鉄筋の腐食などの問題がありません。

◆構造概要図

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◆施工手順フロー

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◆施行例

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GTフレーム工法
完成

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GTフレーム工法
施工後4か月

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GTフレーム工法
管理道工事:施工後5か月(中木林型)

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GTフレーム工法
管理道災害復旧工事:施工後4か月(草地型)

詳細情報