◆工法の概要
「環境にやさしい破壊なき再生モルタル吹付法面再生工法」
NETIS登録番号 QS-110009-A
従来の老朽化モルタル・コンクリート吹付面の補修技術は、劣化部を中心に人力や機械により剥ぎ取り、既設吹付と同様のモルタル・コンクリートを地山に再構築する手法が一般的でした。
バスク工法は、既設の老朽化したモルタル・コンクリート吹付を剥ぎ取らずに、ガラス短繊維補強セメントおよびエマルジョン樹脂による複合材料(バスク)の材料特性(伸縮性・密着性・接着力の高さ)を活かし、既設モルタル吹付法面上のクラック補修、背面に生じる空洞充填を施し、さらに既設モルタル吹付全面にバスクを被覆することで、クラックや剥離、剥落等の劣化進行を防止し延命を図る補修・保護のリニューアル工法です。
◆特 徴
【産業廃棄物の大幅な減量】
⇒従来工法でおこなわれる既設モルタル・コンクリート吹付の剥ぎ取りを必要としません。
【高い経済性】
⇒既設モルタル・コンクリートを剥ぎ取りせず、それ自体を補修し延命化を図る合理的な工法です。
⇒従来工法工事費に比べ75%程度の経済的な工法です。
【大幅な工期短縮】
⇒最も工期を要す既設モルタル・コンクリート吹付を剥ぎ取る必要がありません。
⇒従来工法に比べ作業性が良く、日当たり施工量が高まります。
【最小限の交通規制】
⇒既設モルタルの剥取り作業で必要となる大規模な仮設防護柵が不要です。
⇒作業期間短縮により、規制期間も低減できます。
【小規模な施工ヤード】
⇒大型重機や吹付プラントが必要なく、小規模な施工ヤードで作業できます。